デザイン思考で行こう!

Life will find a way, we'll find a way technology lives.

最近、メディアで話題になるMaaSは、SNSやスマートフォンのように、大きな利益を生み出すことが期待される事業のプラットフォームとして、多くの企業が競って開発に取り組んでいます。
 
しかし、利益目的だけのMaaSは、交通問題や環境問題を解決できないばかりでなく、交通システムの地域格差を拡大させてしまいます。MaaSといえば、すぐに「ビッグデータを収集して...」という言葉が出てきますが、私は強い違和感を感じています。それは、日本全体の経済活性化と社会問題の解決の両方を可能にするものであって欲しいと思います。
MaaS
MaaSは、プラットフォームに過ぎません。アプリがなければスマートフォンに価値がないように、モビリティサービス があってこそのMaaSです。MaaSの前に考えるべきことがあるはずです。

交通革命の前に必要な公共交通のあり方 -> Wedge Infinityへ

「技術が生きる道を見つける」というエントリーで次のように書きました。
ここ2ヶ月ほど、中国のスタートアップの日本での事業展開について相談に乗っています。まだ、その詳細は書けませんが、その調査を行いつつ、いろいろな可能性を考えるのが面白くて...それが形になるかは、まだわかりませんが、しばらくしたら、ここでご紹介したいと思います。
中国のスタートアップと書きましたが、PerceptInは、コンピュータエンジニアリングの博士号を持つShaoshan Liuによって、2016年3月にシリコンバレーで創業されたコンピュータビジョンのスタートアップです。自動運転車や自律走行ロボットのためのプロダクトとソリューションを提供しています。

一般的に、自動運転にはLiDARなど、非常に高価なセンシングとコンピューティングハードウェアが必要ですが、独自のセンサー融合技術を駆使したコンピュータビジョン「DragonFly」によって、車両全体のコストを大きく削減することができます。
DragonFly Car2
この「DragonFly」を搭載した小型の電動低速車両を使った新しいモビリティサービスの可能性について日本で半年ほど調査を行い、短距離移動(マイクロモビリティ)のサービスをデザインしました。 

その実現に向けて投資や協力を得るために、これから色々なイベントやプログラムに参加して行きますが、まず12月10日と11日に「ベルサール渋谷ファースト」で開催される、日本総研主催の「未来2019」というピッチイベントに登壇します。

12月10日 10:15 - 10:25 未来2019二次審査会でピッチ
12月10日 13:30 - 15:30 「未来Smart City Challenge 報告会」にて5分間のピッチ
12月10日、11日 終日 デモブース(A1)で製品とサービスの紹介

「未来Smart City Challenge」は、同じく日本総研が主催するまちづくりプログラムで、東京・豊洲と福岡・箱崎(九大跡地)での実証実験に向けた審査を通過しました。

普段、このブログなどでイノベーションやスタートアップについて偉そうなこと(?)を書いておりますが、どんな奴が...という冷やかしにでもお越しいただき、名刺交換などさせていただければと思います。もちろん、協業や投資のお話も大歓迎です。

よろしくお願いします
川手恭輔

イベントには事前の申し込み(無料)が必要です。
こちらから→未来2019 審査会概要

トヨタ自動車と西日本鉄道は、11月1日から福岡市およびその周辺地域において、トヨタが提供するmy routeというスマホアプリを使ったマルチモダールモビリティサービスの実証実験を始めると発表しました。このmy routeは、日本における初めての本格的なMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)と言えるものではないでしょうか。

トヨタが本格的なMaaSを小さく始めたわけ→Wedge Infinityへ
 

トヨタはソフトバンクと提携し、「MONET Technologies」 という会社を設立します。MONETは、クルマや人の移動などに関するさまざまなデータを活用することによって、需要と供給を最適化し、移動における社会課題の解決や新たな価値創造を可能にする、未来のMaaS事業を行うとのことです。
2020年代半ばまでには、移動、物流、物販など多目的に活用できるトヨタのモビリティサービス専用次世代電気自動車(EV)「e-Palette(イーパレット)」による「Autono-MaaS」事業を展開します。(プレスリリースより)
トヨタは昨年の9月に、トヨタにおける自動運転への取り組みをまとめた『自動運転白書』を発表しています。その中に「多くの人々にとって、クルマは電車や飛行機などと同じ、移動、あるいは輸送の手段かもしれません。しかし、トヨタは、クルマはそれらとは異なった、別格の存在だと考えています」という記述があります。これは、トヨタの自動運転への取り組みの根底にある考え方のようです。

「クルマは所有するもの」だから「別格の存在」だということです。それは、ユーザーがクルマを所有しないでモビリティサービスを利用するというMaaSの概念と矛盾するものです。では、プレスリリースにあるAutonomous Vehicle(自動運転車)とMaaS(Mobility-as-a-Service)を融合させたダジャレのような「Autono-MaaS」とはどのようなものでしょうか。

ダジャレに見えるトヨタのホンネ → Wedge Infinityへ 

トヨタ自動車とソフトバンクは、新会社「MONET」を設立し、移動における社会課題の解決や新たな価値創造を可能にする未来のMaaS事業を開始すると発表しました(10月4日)。

年初のCES2018で、豊田社長は「私はトヨタを、クルマ会社を超え、人々の様々な移動を助ける会社、モビリティ・カンパニーへと変革することを決意しました」と宣言し、これまでユーザーが購入して所有していたハードウェア(自動車)をサービスとして利用できるよう(ハードウェア・アズ・ア・サービス)にするための、モビリティサービスプラットフォームという構想を発表しています。

今回の提携にも、マイカー時代の終焉の訪れを覚悟した豊田社長の決意が表れているようです。そのモビリティサービスとMaaSについて考えてみました。

トヨタはマイカー時代の終焉の訪れを覚悟したのか? →  Wedge Infinityへ

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