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カテゴリ: Wedge Infinity イノベーションの風を読む

ソニーとパナソニックが相次いでスマートスピーカーを発表しました。日本に導入される前に、スマートスピーカーは乱立状態になってしまっていますが、それは日本を代表するメーカーが手がけるべき製品とは思えません。その3つの理由は中国にあります。
  1. すぐにシャオミゼーションの餌食になる
  2. コピーキャットがイノベーターに変身する
  3. 「もの造り」もコモディティ化する
しかし、「もの創り」へのAIの応用は、日本のメーカーに残されたチャンスです。スマートスピーカーなどをつくっている場合ではありません。

中国を見よ!AIスピーカーをやっている場合ではない理由 → Wedge Infinityへ

今年に入ってから「ソニーの復活」が盛んに報じられるようになり、最近では株価も堅調に推移しています。平井社長は5月の経営方針説明会で、現行の中期(3年)経営計画に掲げた営業利益で5000億円以上という数値目標を、その最終年度となる今年度に達成できる見込みだと説明しました。

営業利益5000億円は20年ぶりの利益水準で、5年が経過した平井体制のソニーグループにとっての悲願ですが、果たして、その目標を達成できるでしょうか。そして、それはソニーの復活を意味するのでしょうか。

米国のスタートアップが発表したArsenalという、一眼レフのアクセサリシューに取り付ける小さなデバイスに搭載されたAIは、カメラのライブビューの画像を解析し、プロのカメラマンが撮影した数千の解析済みの写真の中から、もっとも似ている30の写真を選びます。似ていると判断する基準は、AIが学習によって見出したものです。そして、30の写真のExifの情報からカメラの推奨の設定を導きます。

ArsenalのAIは、お勧めの設定を提案するに止まっていますが、より積極的にAIを活用して、一眼レフカメラを再発明することも可能なはずです。

AIがカメラの再発明を可能にする(Wedge Infinity)
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丹後地方に記録的な大雪が降った2月の中頃、「丹後を日本のサンセバスチャンにする」と言う老舗醸造所の五代目に会いに行った。五代目から聞いた話から、その戦略をコンセプトデザイン・サイエンティストとしての視点で考えてみた。

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2月2日にSnapchatを運営する米国Snap社(昨年の9月にSnapchatから社名変更)が、ニューヨーク証券取引所にIPO(株式の上場)を申請しました。その申請書類の表紙には「Snap社はカメラの会社です。私たちはカメラを再発明することによって、人々の生活やコミュニケーションの手段をより良いものにできると信じています。私たちの製品は人々が自己表現し、瞬間を生き、世界を知り、共に楽しむことを支援します」という感じのことが書かれています。

もちろんSnap社は(いわゆる)カメラの会社ではありません。昨年、サングラス型のビデオカメラSpectaclesを発売しましたが、それを指してハードウェアの会社だと言っているわけでもないでしょう。

Snap社が再発明するカメラとはハードウェアではなく、Snapchatという「すぐに消える写真や動画」でコミュニケーションを楽しむための新しい手段を意味しています。それによって、人々の生活やコミュニケーションの手段をより良いものにすると言っているのです。そのためにスマートフォン(のカメラ)では不十分ならば、Spectaclesのような独自のハードウェアを提供することもあるでしょう。しかし、それはSnapchatというソフトウェアがあってのハードウェアです。このように「カメラの再発明」は、ソフトウェア・ファーストで考えなければなりません。

-- デジカメ市場はスマホに破壊されたという嘘(Wedge Infinity)

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アップルが昨年末に発売を開始したAirPodsは、iPodとiPhoneの次の、そしてジョブズ後のアップルにとって初めての「発明」になる可能性を秘めている。

iPodsは音楽プレイヤーを再発明し、iPhoneは電話を再発明した。iPodにはクリックホイール、iPhoneにはタッチパネルという、それぞれの再発明を可能にしたユーザーインターフェースの革新技術があった。AirPodsはiPhoneを再発明できるが、それにはSiriというユーザーインターフェースを賢くする必要がある。


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第3四半期の決算の数値や第4四半期の見通しがアナリストの予測を下回ったために、フィットビットやその市場自体の成長を危ぶむ声も出始めているが、それはいささか早計のように思う。
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企業の成長戦略で「市場浸透」「市場開拓」「製品開発」の3つは、(事業の)拡大化戦略と呼ばれている。フィットビットの売り上げの72%が米国市場におけるものであることを見れば、次に取り組むべきは海外の「市場開拓」であることは間違いない。

日本の健康管理への意欲を語るFitbit(Wedge Infinity)

 

インターネットにつながったiPhoneは、デジタルカメラやiPodや携帯ゲーム機など、多くの「インターネットにつながっていないモノ」をアプリとして呑み込んできた。しかし、もはやその形態では新しい価値を生み出せなくなってしまっている。

次のApple Watchの課題を考えると、このiPhoneというジョブズの呪縛から抜け出すヒントが見えてくる。

Wedge Infinityに寄稿しました

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ソニーのエレキの黒字化は、株主や世間の批判に晒されながら、多くの従業員に大きな痛みを強いたリストラやコスト削減によって成し遂げられた。今更、そこに自由闊達などという無駄を持ち込みたくないというのは経営の本音だろう。それはソニーのアクセラレーション・プログラム(SAP)などの別枠の取り組みでお茶を濁しておいて、既存の製品事業ではコストダウンと効率化に邁進し、製品も高機能や高画質や高音質といった、無難そうで理解しやすい機能改善を続ける。しかしそれだけでは、すでに成長が止まった市場を再び活性化するどころか、黒字を維持して行くことすら難しいだろう。

シリコンバレーのベンチャーキャピタル、Yコンビネータの共同創業者のポール・グレアムは、良いアイデアは最初バカげたものに見えると言っている。新しいプロダクトを生み出した人は、他の人が気づいていない問題に気づき、自分がほんとうに欲しいと思うものを自分でつくった。ほとんどの人がその価値を認識していないアイデアこそが最高だと。

 ソニーのクラウドファンディング(First Flight)のサイトに掲示されている製品を見ると、バカげたものに見えるものはない。スマホで開けるドアの鍵やバンドに活動量計の付いた腕時計など、すでに似た機能を持つ多くの製品があったり、文字盤の模様が変わる時計や複数の機器の操作ボタンをカスタマイズできるリモコンなど、すぐに飽きてしまいそうなものなど、それらは「他の人が気づいていない問題」を解決しようとするものでもないように思う。
 
Wedge Infinityに寄稿しました

日米のコンスーマ・エレクトロニクスのトップブランドであるソニーとアップルの2016年4〜6月期の業績が相次いで発表された。その発表資料の数字をビジアル化して、市場の状況も見ながら2社のコンスーマ・エレクトロニクス事業の現状を比較してみた。

Wedge Infinityに寄稿しました
種まく人が不在で共通する新旧の巨人
ビジュアルデータでソニーとアップルの今を読む



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