1995年に、その前年からWebディレクトリーサービスを始めていたYahoo!が創業した。

そのころ大手製造業の中で、ファームウェアではないソフトウェア、アプリケーションソフトウェアの企画・開発部門を立ち上げていた私は、 少し前からNIFTY-Serveのローミングサービスを利用してCompServeのポータルにダイアルアップ接続して、望遠鏡でインターネットを覗いていた。

様々なデータがデジタル化されることによる変化が起こり始めていた。しかし、その先にもっと大きなことが待ち構えている気がして、居ても立ってもいられなかったことを覚えている。システム寄りの同僚と、サンタクルーズからサンフランシスコまでの新興企業のサーバー関連技術やデータセンターの動きなどを見て聞いてまわった。そして"Everything over IP"をスローガンに自分の部門のミッションをシフトし、1997年に一般消費者向けのインターネット(アプリケーション)サービスを始めた。

水道や電気のように、インターネットはすでに人々の生活に欠かすことができない社会インフラとなった。そして、すべてのコトが情報化されてクラウド化されつつある。今、次の大きな変化のとば口に立っているような気がする。ここまでは、インターネットによって変化したパラダイムでの価値創造をシリコンバレーに独占されてきた20年だった。

Wedge Infinity連載コラム(AIはシンギュラリティの夢を見るか?)

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